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和のごちそう お茶漬け

肉料理の片岡(富士宮)

大きめに切った鯛をご飯に乗せ鰹ぶしと三つ葉、きざみ海苔をひと掴みずつ添える。5分で食べられる贅沢な一杯は、お手軽なだけでなく素朴で優しいほっとする味。お茶碗によそられたご飯に煎茶を注ぐだけという極めてシンプルなかたちで始まった料理ですが、現在では添える具材にこだわり、専門店としてお店を構えるところがあるほどになっています。冬は熱いお茶やだし汁をかけ、夏はキリッと冷たい麦茶をかけてみる。また、わさびを少し加えればより大人好みの締まった味になるといったように、その味わい方は人それぞれ。お茶碗一杯から始まるシンプルで自由な料理だからこそ、楽しみ方が幾多にも広がっているように感じます。 四季折々の具材を使い、素材の美味しさを惹き立てるようお茶やだし汁を注いで味わう日本食には、奥深さや楽しさなど、和食の魅力を大いに感じます。簡単に作れてしまうだけに手を抜かれやすい料理ですが、時にはこだわって一杯のお茶漬けを考え、自分好みのお茶漬けを発見してみませんか。手軽に和食の奥深さに触れる良いきっかけになるかもしれません。

取材・鰹節素材協力/伊豆沼田 おだし香紡
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