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和のごちそう スウィーツ

ひねもすCafe(沼津)

大正3年に建てられた蔵を改装して造った"ひねもすcafe"からは目には見えない歴史であったり、代々この場所を受け継いできた人たちの想いが空気感となって身体の奥までスーッと流れ込み、何か身体の中の硬いものをじっくり溶かしてくれるような優しい場所。空気感と共に優しさを感じさせてくれる店内の装飾品について、オーナーの河面さんは「収まりの良いものを置いていたら自然とこうなったんです」と語ってくれましたが、多くが中古品や昭和の面影を感じる物で1つ1つからストーリーを感じるものばかり。でもそれはコテコテの昭和ではなく、あくまでもカフェとしての昭和。そのため、どの年齢層からも支持を受けており子どもから大人まで多くのお客様が来店してくれるそうで、お客様にとってどんなお店でありたいかを河面さんに聞いたところ「今あるこの空間をお客様それぞれの感覚で感じとって自分の居場所として落ち着いてもらえたら嬉しく思います。なので、ある程度こうなったら良いなと思うイメージはあるけれど、その通りにならなくても良いんです。そして、お客様と一緒にお店が成長していけば良いと思っています」と懐の深い言葉を戴けました。古い物を大切にしながら新しい価値を見出す"ひねもすcafe"は、お客様に対しても優しく柔軟なんですね。ぜひみなさんも、自分好みのカフェタイムをお楽しみ下さい。

茶房 欅(三島)

賑やかで人や車通りの多い三島市の県道51号線。ひと度裏道へ足を運んでみると、静かで風情豊かな景色が迎えてくれるのを皆さんご存知ですか?白滝公園東側、せせらぎ通り沿いにひっそりとお店を構える「茶房 欅」は、美しい緑と清らかな水に恵まれた場所にある隠れ家的なお店です。京都の甘味処を思わせる店造りは、風情豊かな周辺環境を活かした店内になっており、1つ1つのスペースには十分なゆとりを設け、窓ごしには日本庭園を眺めることができます。そんな他にはない贅沢な時間は訪れる人を感動させてくれます。オーナーの西島さんからは「空間や料理、そして接客。全ての面で非日常をお客様に提供できるよう心掛けています。甘味に関しても、素材に対して一切の妥協をせず丁寧な仕事をするのはもちろんですが、お客様に提供する際に流れやちょっとした遊び心を取り入れているんですよ。また、あくまでも喫茶店なのでコーヒー一杯のお客様も大切にしています」と話していただきました。創業されて42年になるそうですが、伝統の中でオーナーのお客様に対する想いがしっかりとお客様に伝わっているなと感じました。"想い"を大切にされている少しアナログ的な喫茶店ですが、そういったアナログ感の中から何か大切なものを再発見できるように感じます。

取材・撮影協力/ひねもすCafe茶房 欅
スウィーツ お茶漬け すきやき 鮨 天ぷら