食卓にあがる赤や緑の旬菜。様々な料理に使われるものなのに、まじまじと考える機会を持とうとせずに過ごしてきた日々。ともすれば偏食の代名詞にもされてしまう野菜や果物。今回のモノアルではその魅力に改めて迫ってみようと思います。野菜ときどき果物。こんなにも心がおどるとは意外でした。食べる楽しみに始まり、育てる喜び。生産者だけではなく、関わる人たちのどこか土のにおいがする屈託のない笑顔。それぞれにみなぎる生命力と力強さを感じるのは、自然によって育まれる「野菜と果物」だからでしょうか。無理を言って華道の家元に生けてもらった野菜。そこには茄子や胡瓜のこれまでとは違った存在感がありました。家元は「新しい感覚で楽しめましたよ」と教えてくれます。そう、野菜の楽しみはもっと自由でいいのかも、なんて気にさせてくれます。野菜や果物にまつわるストーリーを紐解いてみたら、野菜や果物のことがもっともっと好きになりますよ。
あなたの好きな野菜はなんですか？