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富士宮市外神

 みずみずしいキャベツ。あおあおとしたキュウリ。地元産のコシヒカリに、手作り感溢れる加工品。地産地消のコンセプトにもとづく色つやのよい野菜がてんこ盛り。家族連れや県内外のお客様と、威勢のいいスタッフで賑わう店内は活気あふれる「マーケット」そのもの。
 地元で収穫された新鮮な野菜を中心に、美味しい農産物がところ狭しと並ぶJA富士宮の「う宮〜な」。何を買おうか思わずワクワクしてしまう、なんとも実用的なアミューズメント。野菜好きの人にとってはパラダイス!
 価格は生産者が決めて、自らの名前入りのバーコードを貼り付けて店頭に並べるそうで、特定の生産者のファンになる常連さんまでいるとか。少しだけカタチが個性的で規格外のものなどもありますが、安心・安全は厳格な栽培基準のJAブランドのお墨付き。一定の条件を満たせば、生産者として野菜を店頭に並べるなんて楽しみ方もできるそうです。例えば週末農業で採れた愛着のある野菜を売ってみるなんてことも。
 食べることや育てることだけでなく、買うことも面白くていい。

沼津市東椎路

 2市2町にまたがるJAなんすん管内でもっとも西に位置する常設産直市KAU〜ら。新鮮な野菜を陳列するのは片浜・愛鷹・浮島の三地区の生産者の方たち。そしてお店を切り盛りするのも生産者。サポートするJAと協力しながら農家さんが自主運営しています。
 地産地消に加えて、人のぬくもり溢れる店内。女性部などでつくる漬物が人気であったり、自家製スイーツなども要チェック。産地直送と生産者に直接触れ合えるふたつの意味で「産直」市と言っていいかも知れません。
 愛鷹山南麓はお茶の栽培がさかん。お茶コーナーも広く取られており、月に一度お茶の試飲を行うなど、積極的な取り組みが行われています。
 野菜や果物を買うことだけが目的でなく、育てる人と食べる人のコミュニケーションの場であるということはKAU〜らがK=片浜、A=愛鷹、U=浮島に、仲間たちをあらわす沼津弁の「ら」がついていることからもわかります。
 オープンからおよそ半年。開店時には行列もできるほど。お目当てのものを手に入れるなら9時から1時間が勝負の分かれ目です。