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番外編

番外編

 富士宮の望月さん一家。親子三世代の仲良しファミリー。畑に出るときはお揃いのつなぎを着るという息子さん夫婦と3歳になるお孫さん、そしておじいちゃんとおばあちゃん。週末を中心におよそ400平方メートルの畑で農業を楽しんでいる割と普通の一家。
 本格的な農業とは言えませんが、やや大きめの家庭菜園。番外編というくくりでご紹介する望月さんちの息子さんは、実を言うとモノアルのクリエイティブディレクションからデザインまで一手に引き受けているディレクターなんです。普段はデザインや広告についてアタマをフル回転し、デザインをしたり、クライアントに伺いプレゼンテーションをしたり。「デザインにできること」を模索しながら、奮闘しているクリエイターのひとり。
 望月さんちが畑での作業を始めたきっかけは「おじいちゃんとおばあちゃんの老後に何か趣味がないと寂しいでしょっていうところから始まり、元々畑仕事が好きだった2人だし縁あって場所も借りられたから『じゃあやってみようか』となったわけです」というお嫁さんの発案から。
 いざやってみると、おじいちゃんおばあちゃんよりも、3歳になるお孫さんの方が楽しんでたりして。今では採れたてのキュウリやトマトが何より大好きだとか。できた野菜は自分たちで料理したり、お友達に配ったり。息子さんは「パッケージをデザインして売ってみようかな?」なんてことも考えているとか。
 おじいちゃんにとっての畑仕事とは元気をもらえる場所。おばあちゃんにとっては世話のかかる子どもがまた1人増えたなという感じ(笑)。モノアルAD望月にとっては、デジタルな環境からリセットされる大事な時間。お嫁さんにとっては家族と触れ合う大事な時間。お孫さんにとっては大好きな野菜が食べ放題の楽園。
 もしかしたら家庭菜園や週末農業は敷居が高いと思っている方がいたら、どうぞ安心してください。もちろんラクなことばかりではありませんが、野菜の楽しさはいろいろ。望月ファミリーのように、ただただ楽しんでやれば、それでいいんです。