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季節を感じて、旬を知る。

 水無月も過ぎれば、照りつける太陽が、一層夏色のコントラストを上げていく。気流に乗じた水蒸気が、天から滴る雫となって大地に降り注ぎ土にまたひとつ生命を与える。
 その恵みを受けることで庭先のプランターには四季折々の瑞々しい野菜や果実が実りだす。
 朝日の眩しさで目が覚めると、キッチンには今朝採れたばかりのミニトマトやきゅうりが食卓に並んでいた。
 おなじみの野菜も自家菜園で採れたのなら一味も二味も違うだろう。いつも近くに自分達が育てた野菜があることで季節の移ろいを感じて、旬の野菜を収穫し家族で食べること。実りゆく野菜を育てることがこの上ない贅沢な暮らしだと感じる。おいしい野菜を食べようとしたとき、例えば、中庭にや庭の花壇の隣に小さな菜園を作ってみるのもいいかもしれない。
 家族で「何を作ろうか」と話しあえば、自然と土を耕し種や苗の植え付けが始まる。季節が移り変わるたびに、土に植えた種も、家族の成長とともに実を結ぶ。

おひさまと対話し、食卓を囲む。

 庭先に実った色とりどりの野菜には、ストーリーがある。
 今日も太陽はサンサンと照り続けている。土を耕すことから始まり、種や苗の植え付け、そしてやさしく水を与える。育てることの難しさや大切さを知ってもらいたいと子育てに野菜づくりをとり入れる家庭も増えてきた。野菜に声をかけてあげると良いとも聞いたことがある。きっとここの野菜達は、その家族ならではのもう一つの会話が聞こえているのかもしれない。自分が大切に植えた種が芽をのぞかせた時の息子の喜び様。毎朝、眠い目をこすりながらも中庭のプランター菜園に水をあげる。また大きくなったと喜びお父さんはそれを見てニコリ。日曜になれば鉢に植えたミニトマトが熟れていて、息子がうれしそうに真っ赤なクレヨンを握り締めている。息子の描いた絵日記はページをめくるたびに色鮮やかになっていった。

「いただきます」と「ごちそうさま」の合言葉。

 お母さんは、キッチンで採れたての瑞々しい野菜を料理している。 お皿に野菜を盛り付けるお父さん、子供たちは箸をテーブルに並べている。食事をする準備ですら、楽しくなるのは家族みんなで育てた野菜や果物がいつも身近に感じるからこそ。
 そこから生まれた会話は、さらに食卓を彩り「いただきます」と「ごちそうさま」と「ありがとう」が自然と言葉が出るようになる。
 「食育」という言葉を聞くと、少し難しい話のようで気が引けてしまうかもしれない。正しい食生活とは何か?を問えば、バランスよく栄養を摂ることと、栄養価は?などと食に関する知識がまず第一に必要と思われがちだが、食事の時間をどう過ごすかということも忘れてはならない。きっとこれが「食すものを育て、自らも育つ」本当の食育なのかもしれない。

五感に響く家づくりをコンセプトとした第一建設(株)のSORAMADOは、大開口と中庭が特徴の家。「そら」に仕切をなくしたオープンエアの空間に開口部を集中させたSORAMADO。家中どこにいても、外と中のつながりを感じることができる家。空を見上げ、雲の流れを楽しみ、夜空に浮かぶ月を景色としても取り込める。
富士神戸の杜 SORAMADOモデルハウスは予約制見学となります。

第一建設(株)では、住まいだけでなく、食やカルチャー、伝統行事など、より豊かな暮らしを総合提案することを一貫として活動しています。「食」を通じて家族の絆を育くみ家族の団欒と笑顔のため、季節の有機野菜をお求め安い価格で販売する「SORAMADOマルシェ野菜市」を開催しています。白菜や大根、カブやキャベツに玉ねぎ、レタスなど、よりすぐりの有機野菜を揃えています。
なお、このイベントで販売する野菜は、富士神戸の杜SORAMADOでは、無農薬、有機肥料栽培、アイガモ米で知られるドラゴンファーム(富士宮市柚野)。沼津ISAIモデルハウスでは、無農薬、無化学肥料で育てられた富士山麓の野菜を販売するREFS<レフズ>(沼津市上土町)のご協力のもと野菜の販売をしています。