季節を味わうカフェ＆ダイニング

　たくさんの野菜を使ったあぐりのプレート。ここで使われる野菜のほとんどは自分たちの畑で採れた無農薬で新鮮なものを使っています。
　自分のお店を始めるきっかけとなったのが、チェーン店で働いていた頃のこと、一年を通して季節感のない料理を提供し、全てマニュアル通りに作ることに対して｢自分のやりたいこととは違うな｣と感じた小林さん。当時、まだ有機野菜を使ったお店はほとんど無かったそうですが、｢お客さんに季節ごとの野菜の美味しさを知ってもらいたいと思いましたし、その野菜がどこで採れたものなのかが分かるものを使いたかったので、それなら自分でお店を始めようということになったんです｣と話してくれました。
　その季節に採れたものをその季節に食べる。ごく当たり前のことだけれど、改めて野菜の美味しさを教えられました。

地養鳥のグリルのサルサソース　1,580円

　夏の時期は野菜も多く採れるため彩り豊かで見た目にも美味しい人気メニュー。赤く実った美味しいトマトを食べられるのもこの時期だけ。

ほのぼのカフェと野菜畑

　旧246号線、車通りの多いこの道の通り沿いに青空がとても良く似合う一軒のカフェがあります。町のオアシスとも言える｢Cafe Grun｣の敷地内には230坪ほどの畑があり、この時期になるといくつもの野菜や果物が美味しそうに色づいています。
　店内に入り、席に腰をかけるとその日に畑で採れた新鮮な野菜や果物を素材の美味しさを感じられるカタチでサービスしてくれます。｢畑の恵みを皆で楽しみたい｣というオーナー夫婦の心づかいがとっても気持ちよいことに加えて、野菜の元気な美味しさを感じさせてくれるさりげない一皿は食べた人を思わず笑顔にしてくれるチカラがあります。
　爽やかな空間と共に、珈琲や料理をゆっくりと味わう時間を楽しめます。美味しい一息のためにGrunの畑は今日も少しずつ実っていますよ。

燻製と野菜のスパゲッティ（ミニサラダ付）　780円

　トマトとナスを使ったスパゲッティ。自家製のベーコンも相まってほど良い塩加減となり、小さなお子さんから大人まで愛される人気メニューとなっています。

桐原さんちの自然派ごはん

　のれんをくぐると、ふっと落ち着く町家風の店内。二人でお店を切り盛りする桐原さんご夫妻が「自分たちの家族に安心して食べてもらえるような料理」をこしらえるお店。
　味覚だけじゃない、からだに美味しいごはん。地元三島の新鮮な野菜にはじまり、調味料のさしすせそ（砂糖・塩・酢・醤油・味噌）、みりんや料理酒などは昔ながらの製法でつくられた添加物のないものを厳選。
　「自分たちにできること」の範囲でマクロビオティックの考えも取り入れ、味覚だけではなく、からだが美味しいといえるようなアイデアが満載の自然食。9月4日に迎える3周年から、毎週火曜のランチタイムには「野菜だけ」のメニューが並ぶという新たな試みにも取り組むそうなので、こちらもまた楽しみですね。

てんぺと色々野菜の甘ずあんかけ定食　1,280円

　大豆の発酵食品「てんぺ」と彩り豊かな野菜たち。そして甘酢の香ばしい香りが食欲をそそる、豊富な植物性たんぱくがからだにも心にも嬉しいメニュー。

史跡「長屋門」で楽しむ、地場食材を生かしたビュッフェ

　富士山本宮浅間大社の東に位置する史跡「長屋門」。その風情ある壮麗な佇まいに思わず息きを飲む。店内に入ると、そこにはアイボリーとブラウンを基調とした落ち着いた空間が広がっています。 　ここSAKUYAは、富士山の恵みを受けた旬の食材をビュッフェで楽しめるお店。その日に仕入れる食材の状態に合わせたメニューが豊富にあり目移りしてしまう。ビュッフェコーナーには色彩豊かな新鮮な旬の食材が並び、瑞々しい野菜や厳選されたお肉に舌鼓を打つはず。料理長の確かな技によって生み出された料理からは食材の組み合わせやアイディアが数多く盛り込まれています。 見て、選んで、食べて楽しめるのはビュッフェスタイルならでは。襟を正して行くもよし、カジュアルに行くも良し。きっとSAKUYAのスタッフが最高のおもてなしをしてくれるはずです。

富士の鶏と旬の新鮮地場野菜

　冷製トマトカプレーゼとモッツァレラチーズに旨み塩とはちみつをかけたひと品（下）
　※料理の内容は仕入れによって替わることがあります。