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心に染みわたる美しさ

irodori田方郡函南町

今日は野菜を食べに行く
irodori

 それは、ここがまだ何の変哲もないただの古民家だったある日のこと、浅賀正人さんは知人の紹介を受けて築80年にもなる日本家屋に足を運びました。「自分は美味しいケーキを食べられるカフェを開きたいんだからやるなら洋館だよな」と、なんとなくのイメージを持っていた浅賀さん。しかし、このほのぼのとした古民家との出会いでその考えが一変、「こんなに素晴らしい場所はない」と思わずひと目惚れしてしまったそうです。その瞬間からこの古民家はirodoriとして歩みをはじめることになりました。

 それから4年が経った今、irodoriを知っていることを誰かに自慢したくなるような、そんな気持ちにさせてくれるカフェとなり、そして今も少しずつながらその進化は止まらず、一歩一歩確実に歩みを進めているように感じます。(きっと、一度でも足を運んだことがある方には分かってもらえるのではないでしょうか。)

元々、古いものが好きだった浅賀さんによってセレクトされた年季の入った家具や小物たちは、irodoriにあることでもう一度命を宿したかのようにイキイキとして居心地が良い様子。テーブルや椅子は全て同じもので統一されているわけではないけれど、一体感があり、それぞれの席からそれぞれのirodoriを眺めることができ、ここで自分のお気に入りの場所を見つけるのも楽しさのひとつ。

 ブレがなく、飾らない美しさはケーキにもくっきりと繁栄されています。「真っ直ぐなラインは真っ直ぐ、曲線はしっかりとカーブをつくる」この哲学から生まれるケーキには余計な物は一切なく、ただただ美しいのです。そして、ひとくち食べた瞬間、ここが静岡県の田舎にあるカフェだということを忘れてしまうほどの美味しさで、それもどのケーキを食べても毎回必ずそう思わせてくれるのだから本当にすごい。

 現在の古民家との出会いが浅賀さんの考え方を変えたように、irodoriとの出会いが私たちのカフェのイメージを変えてくれるかもしれない素敵なカフェです。

レモンパイ 700円

ふわっと口の中で溶けるような軽い舌触りのケーキ。キレイな3層に分かれていて見た目も美味しく、鼻に抜けるレモンの香りが夏の暑さを涼しくしてくれます。※9月、10月頃まで提供しています。

取材協力/irodori

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