私のかつて「長野県北部地震」が起きた時に現地まで見に行きました。
静岡県も将来、東海地震や南海東南海地震が来ると言われ続けています。

ナチュラルアスカの家構造は「木造在来工法」です。
ここで確認したいのは2階建て以下の木造住宅には構造計算は義務化させておらず設計者の裁量に任された仕様規定にて構造は決められております。

言い換えれば、建築基準法に照らしあ合わせて問題なければ構造的に強かろうか普通であろうが耐震的と言えることです。

そしてもう一つ言えることは、よく耐震等級が1です。2です。3です。
といいますが、木造住宅の場合はこの等級をいう為にはしっかり個別の家に対して構造計算をし、性能表示又は長期優良住宅の認定を受けないとこれらの性能をうたえないことになります。当社の場合、品確法による「設計性能評価証明」発行を標準としています。

当社の家は外壁下地の体力面材に大建工業の「ダイライト」を標準採用しています。

ダイライトとは

大建工業のダイライトとは鉱物系の材料を使った耐力面材です。
当社の場合このダイライトをいろいろな理由から標準的に採用しています。

まずは一般的な解説から

(1)  耐火性耐震性
ダイライトは、鉱物を主原料とするために、耐火性能が高い耐力面材です。
家の内外からの火事の延焼を防ぎます。
耐力面材を使うことで、地震の際にも力を分散し、揺れを抑えて高い耐震性を発揮します。
構造面材にダイライトを用いることで、木造軸組住宅でも最大で
壁倍率5.0の耐力壁がつくることができます。

(2) 耐久性
ダイライトは鉱物でできているために、白アリの食害や腐朽の被害に
強い安定した素材です。
また、2×4などで用いられる構造用合板に比べて4倍以上湿気を通しやすい
という性質があり、壁体内結露を予防し建物の高寿命に貢献します。

(3) 耐熱性
外周壁に筋違を使うと、断熱材をうまく充填することと、防湿層の連続する
施工も困難です。面材の利用により、壁の内部は隙間なく断熱材で満たすことが可能です。

そして当社がダイライトを採用している理由が耐震構造以外にもあります。
それは建物の劣化防止に繋がるからです。
建物の劣化防止は外壁や屋根などの直接外部に向いている場所だけではありません。お部屋の内部にも劣化する場所があります。

もしかしたらなかなか目にみえない場所なので気づかないと外部よりも家にとって深刻な問題になるかもしれません。

それは壁内結露による壁の中の劣化です。

壁内結露により湿気が壁内にたまり建物の躯体部分の柱を腐らした例

もしこのように壁内が腐ってしまったら柱や土台などは家を支えるという本来の力を発揮することが出来ず、もし大きめの地震が来たらここが弱点になり家本体の倒壊に繋がりかねません。

長野県北部地震で被害にあった家などを見ても古い家などではそれが原因と思われるような倒壊も確認できています。

では今回の壁内結露の劣化防止のためになぜ、ダイライトが有益かというとダイライトには他の耐力面材に比べて浸透性能が高いからです。

ダイライト透湿実験(熱湯の缶に伏せたダイライトに透明ボールを乗せてみる)

浸透性能とはすなわち壁内に発生してしまった、又は入ってしまった湿気を外部に排出する性能です。
先程から言っている壁内結露が発生してしまった場合、その湿気を外部に排出します。ダイライトは壁内結露による家の劣化を防止する優れた特性があります。この事がナチュラルアスカの家がダイライトを標準的に採用している理由です。

カテゴリー

    最近の記事 おすすめ記事

    ご相談・お問い合わせ

    〜ナチュラルアスカの家〜アスカ工務店

    TEL0120-561-085

    家づくりに関する何でも相談会
     

    無料相談会

    将来まで安心できる
    家づくりの総額が知りたい方へ

    無料ライフプラン

    まずは施工事例を希望したい方へ
     

    カタログ請求

    自分たちが建てたい家を
    知りたい方へ

    無料プランニング