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PR・SNS/ウェブ戦略はアドシップへ。「コミュニケーションをデザインする」

夏の大三角形が夜空を飾るころ、そろそろ「トリプルメディア戦略」を考えてみたい。

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夏の大三角形が夜空を飾るころ、そろそろ「トリプルメディア戦略」を考えてみたい。

星追尾に楽しみを見出した渡邉です。

そうそう、夜空を流れる天の川は、地球と同じ銀河です。私たちが住んでいる地球は、「天の川銀河」の中に位置しており、私たちはこの銀河を内側から中心部を見ることで天の川が天球上の帯として見えるようです。

夏の夜空を見上げれば、こと座α星ベガと、わし座α星アルタイル、はくちょう座α星デネブで構成された三角形が夜空を飾っています。

さて、先端的なデジタルマーケティングを考える時、きっと行き着くところは「トリプルメディア戦略」に焦点が当てられるのかもしれません。いってみれば、デジタルメディアでいうコミュニケーション大三角形というところでしょうか。

マーケティングに関わる方へ。去る2013年には「トリプルメディア」が重要なキーワードとなったことは記憶にあたらしいと思います。

トリプルメディア戦略とは、ペイドメディア・アーンドメディア(ソーシャルメディア)・オウンドメディアの3つのメディアを使ってマーケティングをすることです。

コミュニケーション大三角形のトリプルメディアってなに?

オウンドメディア

●オウンドメディアは、自社サイトのように企業が所有し運営するメディアのことで、自社が所有するWebサイトやブログ、メールマガジンなどを指します。
オウンドメディアの役割は、消費者に製品やサービスのことを理解してもらい、販促することが大きな目的です。
そのためペイドメディアを見て興味を持ちオウンドメディアを訪ねてきた顧客に対し、製品情報や企業情報などの広告内では得られない情報を発信することが重要となってきます。
自社の情報を発信するためだけに使えるメディアであるため、コントロールがしやすく、顧客とのダイレクトな関係性を構築できるという点では理想的なコミュニケ―ションプラットホームとなるのではと考えています。
その一方で、情報発信の対象は既存顧客が中心となり、新規顧客の候補となる潜在顧客など、非顧客とコミュニケーションが取りづらいのが欠点。
最近ではシェアボタンやSNSアカウントを使ってのログイン機能を実装するなど、オウンドメディアのソーシャル化が進んできていることが欠点をクリアにする要素となっていきます。

 

アーンドメディア

●アーンドメディアは、信用や評判などの連携するネットワークの中で情報をインタラクティブにできるソーシャルメディア。
アーンドメディアの役割は、消費者の共感を得ること。
ユーザーが発信した体験情報をきっかけに良い情報発信の循環をつくり、クチコミの連鎖をつくる必要があります。
Twitter、Facebook、ブログなどのソーシャルメディアを通して、ユーザー自らが発信する情報量が日々増加していることもあり、現代では最も消費者から高い信頼を寄せられているメディアといわれているのも事実。(一方デマ蔓延の懸念もあります)
そのため、ブランドの認知度向上や商品の売り上げ増加への効果が期待されていますが、直接的なプロモーションが難しく、企業側からのコントロールが難しいため、批判の声や誤った情報が飛び交った際に、情報が拡散されるスピードの速さとその広がりに翻弄される企業も少なくないはずです。

ペイドメディア

●ペイドメディアは、ウェブ上の広告スペースに出稿して広告露出させるメディア。
これは、不特定多数の消費者の目に留まる場所で情報発信や宣伝を行うことにより、既存顧客だけでなく潜在顧客や自社に興味を持っていないその他の消費者とも接点を作ることができます。
しかし、多大な費用が掛かり、コミュニケーションが一方通行になりがちになるという短所があるのも事実。
以前は主要なメディアではありましたが、消費者の価値観の多様化が進んだことによってマスマーケティングの効果が薄れてきた現代では、オウンドメディアやアーンドメディアを組み合わせて、消費者へアプローチをしていくことが重要であるといえるでしょう。
以上のことを踏まえてコミュニケーション戦略を考えた時、どれかひとつを集中的に強化するというよりも、これらは、三位一体となるコンテンツの振り幅を創り上げていく必要が出てくると感じるでしょう。

triplemedia

では、トリプルメディア戦略を考察するときに、どこを優先的に強化するべきなのか?

このアンサーは、「オウンドメディア」と回答するのがベストだと考えています。

オウンドメディアの重要性を考え直すタイミングとして、いまあるウェブサイトや自社パンフレットなどの顧客層へアプローチできるメディアとしてブラッシュアップを検討していきましょう。

数年前までは、企業にとってペイドメディアを中心とした展開がスタンダード戦略でしたが、ソーシャルメディアを利用することで、企業も低コストで情報発信ができるようになりました。
これは、テレビ・新聞・ラジオ・などの限られた時間・限られたスペースの中では、情報量に制限がありそれぞれのプラットフォームに依存したコンテンツしか発信できないというデメリットがあります。

オウンドメディアをトリプルメディアの戦略のハブにすることで、ユーザーとのコミュニケーションとの最適化を図ることができるはずです。
これからのWEBマーケティングにおいては、ペイドメディアやソーシャルメディアで拡散し、その中から興味を持ってくれた人をオウンドメディアに呼び込む戦略がコミュニケーションの要となってきています。
スマートフォンの普及も手伝ったこともあり、ペイドメディアに多くのコストを掛けなくても消費者にメッセージを届けることができるようになりました。
総合的な結果として、ソーシャルメディアとオウンドメディアをマーケティングの軸にしている企業が急速に増えてきています。

夏の大三角形を探すより難しいことですが、成長戦略を考える上で重要な要素となっていきますので、夏が終わる前に見なおしてみてもいいかもしれません。

 

 

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