素敵なライフスタイルを演出するフリーマガジン monoaru

vol.6 『モノアル』とは・・・

ひとからひとへ

馬の背で いつもとちがう 笑顔をみつけた。

 毎日仕事に追われがちだからこそ同じ職場で働く仲間には一杯のコーヒーをじっくり愉しんでほしい。つかの間の休息を大切に過ごすことで仕事へのモチベーションもきっと上がることでしょう。だから同僚には、いつものブレイクタイムをさりげなくアシストしてくれるカップを贈ってみてはいかがでしょうか。
 贈る相手にとって、ビジネスの中でのパートナーともなるカップ選びはじっくりと考えたいところ。サイズや柄、取っ手のあるなしなど、相手の好みを考えて選んだり、あえて自分らしさで選んでみたり。たったひとつのカップとの出会いには時間が掛かりそうですが、真剣に選んだものには渡す人の想いが伝わりきっと喜んでもらえるはずです。
 日常の中で使いやすいカップやお皿など、個性的な柄と配色で使う人を毎回楽しませてくれるうつわがあります。陶芸家の酒井美華さんは轆轤を使わず、練り込みという技法でうつわを創る作家さん。
陶芸と言われてよくイメージするのは轆轤を回すものが多いと思いますが、酒井さんは「練り込み」という珍しい技法を使い素敵な柄のオリジナルカップを創っていました。練り込みは他の技法に比べて、手間が掛かることから轆轤を回して創る作家さんよりも圧倒的に数が少ないのですが、柄や配色を自分の思い通りに組み立てることができるのだそうで、酒井さんは伝統的な和柄をベースに自らの個性をうつわに映してその世界観を表現しています。
 色の世界が好きだと言うように、酒井さんの作品には多くの色が使われているのですが、ポップなものから大人しいデザインのものまでその幅の広がりに驚かされます。和柄がベースになっているためか、大胆な色づかいをしたものでも不思議と馴染みやすいのも彼女の作品の魅力ではないでしょうか。
 うつわは日常の何気ないひと時にアクセントを与えてくれるもの。異性との出会いのように「何か」を感じるうつわとの出会いが、これから過ごす時間を少し変えてくれるかもしれません。

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