家族の価値観が共有されている家

家族の価値観が共有されている家

富士市柚木A様邸

竣工:2016年4月

家族構成:大人2 子ども1
【建築Data】
1階床面積:60.03㎡(18.12坪)
2階床面積:55.48㎡(16.75坪)
延べ床面積:115.51㎡(34.87坪)

STORY

オーナー様との出会いは当社のセミナーからでした。
その後、当社の見学会にいらしていただいたり、時間をかけてプランニングをされ、約二年以上経ってから工事に入りました。
この間も家づくり計画を中断していたのでなく、当社以外もいろいろな住宅会社を見学されていたと思います。

ご夫婦ともとても慎重派で、お互い納得されながらプランニングなども進めました。

最初のプランニングの課題は二階にリビング。
私の経験上、二階のリビングは家の立地条件が日当たりや風通しが良くないなどで計画する場合が多いのですが、このオーナ様が買われた土地は富士市柚木の南東が道路で土地の条件としては申し分ありませんでした。
二階リビングにする理由はプライバシー確保。
人の目を気にせず、窓を全開に開けて過ごしたい。それがオーナー様ご夫婦の共通のこだわりであり夢でもありました。


二階のリビングは当然日当たりや風通しはいいです。
特に気を使ったのは風通し。入る風はもちろんですが、出ていく風のルートも確保し空気の
流れを良くしました。

ご夫婦共読書家らしく、リビングには大きな本棚を大工さんの造作工事で付けました。
床はカバサクラの無垢材を採用し、壁は漆喰で塗りました。
全体的なお部屋のイメージは落ち着いたモダン調です。


別の角度からの写真で見ると入った風が出ていくための風道がわかります。
壁の向こうは奥様の家事室につながっており、家事室には空気の出口の窓があります。

左奥のほうにキッチンが見えています。
キッチンは階段を上がり一番近い場所にあり、食材などの搬入をスムーズにしています。

家具類はオーナー様がご自身で選んでいます。
お部屋のイメージにマッチしたモダンな感じに統一されています。


ダイニングから見たキッチンです。
四人家族にふさわしく、コンパクトに程よい間を作っています。

奥の廊下に見える階段は屋根裏部屋に向かう階段です。
今あるものと将来のお子様の成長に合わせて増えていくものを想定して大きめに収納はとりました。

キッチンの床はリビングダイニングとは区切りクッションフロアーで仕上げました。
水や油で汚れても簡単に拭取ることが出来るビニール製です。

キッチンから廊下の先に、奥様の家事室、そしてサービスバルコニーと一直線に繋がった家事導線です。

家事室は仕事柄、家への持ち込み仕事がある奥様が、落ち着いて事務作業などできるように作りました。
もちろん仕事以外にも趣味や読書の場所でもあると思います。

サービスバルコニーとはキッチンからの導線上にあり、物干しをしたり、ゴミなどを一時置き場として利用する場所です。

簡単にお洗濯した物を干したり、室内に置きたくない生ゴミなどを置きます。

キッチンを反対から見ました。バックヤードの食器棚は現場で制作した造作食器棚。
オーナー奥様の希望に合わせ作成しました。

奥様の家事室です。ちょっとした書物から持込の仕事部屋です。
奥様専用の読書の部屋にもなりますね。

お子様部屋は吹き抜けを設け、一部をロフトに。将来は収納場所ですが、しばらくは秘密基地かな?

玄関のシューズクロークです。
大容量のため靴はもちろんコートも置けます。ロールスクリーンで目隠しします。

オーナー様趣味の自転車を収納したガレージ。
バックには小部屋がありその奥にはオーナー様ご主人の書斎が。一人静かに過ごせる空間がつながっています。

オーナー様ご主人の書斎部屋、ここはご自分一人の世界が広がっています。

造作の洗面台です。
寸法は全てオーダーなので、その場所に合わせて、ご自分達に使いやすく造ることが出来ます。

屋根裏部屋です。
どちらかと言うと将来増えるであろう物を想定して設置しました。

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