家族のだんらんを大切にする家
富士市厚原I様邸
竣工:2016年9月
家族構成:大人2 子ども2
【建築Data】
1階床面積:75.08㎡(22.66坪)
2階床面積:62.94㎡(19.00坪)
延べ床面積:138.02㎡(41.66坪)
STORY
オーナー様の一番の「希望はリビングと2階に家族が集まれる場所が欲しい。」ということでした。
まだ、お二人のお子様は保育園に行かれてましたがご家族に最初お会いした印象はとにかく仲が良くて明るい。打ち合わせやプランニングの最中、笑いが絶えることはなかった記憶があります。
1階にはリビングの中にもう一つの和室のリビングを造る発想で一段高くし家族がくつげる空間をつくりました。(和室リビングと自分たちは読んでましたが。)
間取り的には回遊式という動線に自由度をもたせ、お子さんが帰ってたら玄関ホールから和室リビングの裏を通りダイニングやキッチンへ。お母さんにまず「ただいま」の挨拶からという発想で動線を考えました。
動線的にはそのルートだけにとどまらず、ダイニングからキッチンへキッチンからクローゼットへ クローゼットから洗面所 浴室へと家事動線をほぼL字で直線に統一しています。
この発想は最初よりオーナー奥様よりご要望されていました。
1階の全体の配色はアンティーク栗という無垢床材を採用し、壁のホワイトの漆喰と天井の見せ梁のダークブラウン色と合わせ、お部屋全体の配色をいうなれば大正レトロ調に統一しています。
お若いオーナー様がどのような過程でこの配色を選ばれたか?照明器具や家具、カーテンなどのデザイン、色などもそのイメージに合わせ統一しました。
階段はリビングからの階段で最初の動線の意味からもオーナー様のご要望は一環されています。
リビングを正面から見た所です。
サイドの家具も当社でご希望を聞き造作家具として造らせていただきました。
やはりダークブラウンの配色とフランス製チェッカーガラスはレトロ調のイメージによくあっています。
畳も琉球風畳を採用、淡い色と市松デザインは、落ち着いた雰囲気を醸し出しています。
この家の撮影中、オーナー様のお子様がいろいろな場所で自分の意志で突然演出をしてくれました。
ご自分の新しい遊び空間に楽しんでくれているのでしょうか?
奥の部屋は和室になっています。
奥様のご実家が遠方ということもあり、たまに遊びに来てくれるご両親用のお泊りの場所にも使われると思います。
普段は小さなお子様を寝かしつけたりお着替えなどに使えそうです。
中にお布団も入る収納を設置してあります。
ダイニング、キッチンを正面から見たところです。
対面式にこだわらず、ダイニングはキッチンのサイドに持ってきました。
キッチン前のカウンターは奥様がお子様の勉強を見たり出来るように造られています。
奥行きを広くしているので簡単な食事の場所としても使えますね。
配色はやはりダークブラウンにカウンター壁のタイルまでも反映しています。
背後の食器棚類もご要望をお聞きし当社で造らせていただきました。
デザインと配置構成はオーナー様で提案していただきました。
この色もダークブラウンに統一。
ダイニングから続くキッチンです。開口の向こうはクローゼットになります。
オーナー奥様発想で、食器や保存食品などはダイニングやキッチン背面に収納しこのクローゼットはすぐ横の洗面脱衣室用のお着替えものの収納場所として使われるそうです。
キッチン横のクローゼット。家事作業を効率よくこれも奥様発想ですね。
キッチン横から続く洗面脱衣室。造作洗面台を現場にて作成しました。
大きさ、カウンター高さ、タイルなどオーナー奥様の希望が入っています。
玄関から入ったところです。床はアンティーク栗の無垢材。壁はホワイトの漆喰材。
右の鏡はシューズクロークの入り口になっています。
玄関を反対か見ました。大容量のシューズクロークが見えています。手摺など家のイメージに合わせて山梨の工房に制作してもらったオリジナルです。
玄関の手洗いはお子様が帰ってきて一番最初に手を洗う場所。デザインタイルともオーナー奥様のご要望です。
リビングの裏を通る中廊下です。お子様の絵本や保育園などからのお知らせを貼るスペースになっています。
子供室手前のプレイルームです。ここでお休み前の親子の会話をします。
二階から中三階への階段です。下は大きい物の収納です。
中三階の旦那様の書斎です。今はお子さんに占領されているかな?