こんにちはアスカ工務店遠藤です。
少し前ですが、富士市中島「カーサリンネル」の家の工事の確認に行ってきました。
「カーサリンネル」の家は当社のオリジナルデザイン住宅ではなく、人気女性雑誌「リンネル」の女性編集スタッフと
当社でも建てている家「カーサカリーナ」のプロモーションをしたカーサプロダクションのスタッフが共同で
開発した家です。
家の外装内装とも選び抜かれた素材が指定されている家です。
現場では丁度外を囲い、大地震に対抗して制振装置を付け終わったところでした。
今日は大工さんが材料を取り入ってという事でいませんでしたが、丁度、屋根の瓦屋さんがほぼ終わっていました。
瓦屋根といえば最近気になることがありました。それは台風15号による千葉県での災害被害です。
強風により電気の送電用の電柱が倒れて、場所によってはいまだに停電地域があるようです。
被害にあわれた方々には心からのお見舞いを言いたいですが、電柱と同じぐらい気になるのは
電柱と同じように強風で飛ばされた家の瓦です。
テレビやネットニュースで画像を見ましたが、屋根の瓦が風でひどくめくれています。
ネット新聞より
ここで思う事は当社ではメンテナンスフリーという事もあり屋根には粘土瓦を標準採用していますが
同じような風型の台風が来た時に同じような被害にオーナー様たちがあわれないか?です。
結論から言いますと基本的に風型台風が来ても当社の家に被害はないです。
それはなぜかというと、昔の瓦の施工方法と今の施工方法が違うからです。
以前の瓦工法では瓦の固定は粘土でした。
粘土を屋根の下地に置き、押さえつけ固定しました。
なぜ粘土かというと、当時も台風被害を考え、台風に家が倒されないように粘土と瓦の重量でおもりのように
家を押さえたからです。
当社で過去に工事した耐震対策用に瓦屋根を金属屋根に変えた工事より。下地に土のような粘土が使われていました。
今回の台風被害の屋根を見ますと残念ですが、瓦が飛ばされた後を見ると以前の施工方法の粘土が露出しています。
じゃあ今はどのようにして瓦施工をしているかというと基本はビスですべての瓦を固定します。
そして瓦どうしはフックで重ねて止め屋根瓦が全体で風台風や大地震にも備えます。
これは愛知県陶器瓦工業組合(三州瓦)では、最新の実験データに基づいた「ガイドライン工法」でも
解説されています。
今回「カーサリンネル」で採用されている「栄四郎瓦株式会社」のかパラスKS40も同じ施工方法同じ性能です。
防災瓦といっています。
又富士市中島の「カーサリンネル」の家に工事の様子を見に来たいと思います。
工事の進行が楽しみです。
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