こんにちはアスカ工務店遠藤です。
今日は昨日の続きを書こうかと思います。
もうすぐ完成の富士市伝法性能向上リフォームの家の間取りを既存の間取りからどのように
変えていったかの話です。
既存の間取り
前回も書きましたが、この家は昭和54年(1979年)に建てられた昭和の家です。
昭和の家の間取りの特徴は和室が基本になっているという事。
この時代の家は8帖や6帖の続き和室が多く和室から続く縁側は定番のプランでした。
私の実家もそうでしたが、正月などお祝い事には親戚や親類などが集まってここで
宴会などをしました。
父の実家などは農家で家の隣がその田んぼだったので春の田植え時期などは仕事の合間などに
和室からの続きの縁側に座ってお昼の食事をとったり休憩などをしました。
その場合、このような間取りはとても使いやすかったと思います。
でも時代は変わりました。
親戚付き合いなどは代が変わるとだんだん疎遠になり、核家族化が進み今では大勢の人が
家に集まってくるという事も少なくなりました。
その為、和室重視の昭和時代の間取りは今は使いにくくなってしまいました。
今回はそのような背景もあり古い間取りは大幅に変更しました。
変更後の間取り
一番大きく変えたのはオープンなLDK。
おそらくご夫婦が一番一緒いる時間が多く、一番活動されるであろうLDKを主な部屋にしました。
①日当たりのいいリビング(L)を南面にとりダイニング(D) キッチン(K)と配置しました。
キッチンからはお部屋全体が見渡せ、奥様がご主人様の様子が良く分かります。
②LDKからのトイレや洗面脱衣室などはバリアフリーとし床の段差をなくしました。
以前書きましたが、廊下も断熱工事をし、お部屋間の温度変化による
ヒートショック予防をしました。
③ご夫婦の寝室はあえて別々にしました。
お互い干渉されたくない趣味や世界を大事にするためです。
④ご主人様は定年後もネット事業を立ち上げられているので、玄関を二つ作り接客用の事務所を
作りました。
⑤図面にはありませんが、2階は独立されているお子さんたちご家族が帰ってきた時以外は
使われないという事で、収納を主としました。
工事はもうすぐ完成予定です。
完成したらこれらの部屋の写真を公開します。
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