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成功も失敗も実例から学べる デジタルマーケティングラボの「リスティング広告の戦略と事例」

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成功も失敗も実例から学べる デジタルマーケティングラボの「リスティング広告の戦略と事例」

以前『Web広告担当者におススメしたいデジタルマーケティングラボ「リスティング広告の戦略と事例まとめ」』という記事で、デジタルマーケティングラボが提供している「リスティング広告の戦略と事例」を紹介した。Webコンテンツ検索キーワードに反応して、探している人と提供する側とをマッチングさせるリスティング広告についての理解が深まり、Web広告担当のビギナーからベテランまで役に立つコンテンツとなっている。

主に戦略部分に特化した内容だったと思う。そこで今回は、同コンテンツ内で紹介されている「事例」について解説をしよう。特に事例として参考になるのが「失敗事例」だ。単なる失敗談ではなく、その後の対策や解決方法を紹介している点がポイントだ。同じような失敗をした人にとっては、解決方法まで理解できるわけで、非常に価値の高いコンテンツであると言えるだろう。ということで、まずは同コンテンツの失敗事例について説明していこう。

■リスティング広告に関する失敗事例から何を学ぶか?
実際の事例に関しては、戦略の解説の最後に、タイトル部分の地色が変えられて掲載されている。別の三項目と関連がないという意味合いもあるが、むしろここもぜひ読んで欲しいという意味合が含まれているため色が変わっていると考えていいだろう。「詳細はこちら」というボタンをクリックすると、「成功事例と最新情報」に切り替わる。

 

「詳細はこちら」をクリックしてページを切り替える。

■真っ先に読むべきは成功事例ではなく失敗事例
成功事例は、それこそ仕事のマニュアル代わりに使える。該当事例を参考にして、早い時期に同じやり方をすれば、もっとも成功に近づくことができるであろう。ただし、この手の成功事例は、一度うまくいくことが判明すると、短時間で多くの人々の知るところとなってしまう。結果、「誰もがやっていること」に変化してしまう。よって、利用者が少ないうちは有利だが、皆が使い始めてしまうと「使うことが当たり前」となり、有利性は低くなるだろう。しかし、失敗事例は違う。

失敗事例は、時期が経過してもよほどのことがない限り「失敗する」こと自体に変化はない。たとえば「リスティング広告で、最もヒットしない言葉を設定してしまった」「検索に引っかかると設定したランディングページの出来が悪くてまったくヒットしなかった」なんていう例は、今も昔も変わらない。

失敗例を学ぶことができれば、同様の失敗を避けることができる。つまり、デジタルマーケティングラボで紹介している失敗事例を先取りすることで、「失敗事例=やっていけないこと」が蓄積され、成功へと進むことができる。ということで、どういった失敗事例が紹介されているのか見てみよう。

メニュー内「成功事例と最新情報」にある「詳細情報はこちら」をクリックすると、日付とタイトルが書かれ、下部にジャンルと内容の概要が書かれた選択メニューページが表示される。上から

「2013/04/22 エンハンストキャンペーンのメリットとデメリットを理解して、使いこなす」
「2013/04/22 リスティング広告の自動入札ツールによる最適化の限界」
「2013/04/22 リスティング広告でLPは意外と見られている! 関連性が理由で広告表示すらできなかった件」

といった形で並んでいる。そのうち失敗事例となるのが3つ目だ。さらに「詳細はこちら」をクリックする。

 

ジャンル:失敗事例とある項目の「詳細はこちら」をクリックする。

■検索キーワードとランディングページの微妙な違いでまったく広告表示につながらなかった事例
クリックして表示されるページのタイトルを見ると、

「リスティング広告のキーワードとランディングページの関連性は重要だった!」

となっている。

ここでは、リスティング広告で設定した”キーワード”と、ユーザーが最初に閲覧するであろうサイトのページである”ランディングページ(LP)”の関連性が薄かったため、ユーザーの検索結果にLPが表れることもなかったという失敗例を紹介している。

具体的には「中国リサーチ」や「中国市場調査」というキーワードは設定し、新しいLPは用意せず、LPについては、「海外リサーチ」「海外調査」をキーワードにしていたすでにあるLPを使い回すことにした。このLPにはアジアという言葉のほか、調査料金の例として中国での調査料金が掲載されているので、関連性がないわけではないと考えたからだ。しかし、結果は広告表示すらされなかったという。

 

「中国リサーチ」や「中国市場調査」に「海外リサーチ」「海外調査」のLPを組み合わせた。

 

■設定キーワードと同じ「中国リサーチ」や「中国市場調査」のLPを用意し解決
追求した結果、LPの使い回しによる、LPと設定キーワードとの関連性の薄さが原因であるということが判明した。そこで「中国リサーチ」や「中国市場調査」を前面に押し出すLPを新たに作成して差し替えたところ、広告が表示されるようになったという。

このような失敗事例を知らなかった場合、キーワードを変更してみたり入札単価を上げてみたりと別の対策を先に行ったりして、肝心な”LP変更”という解決方法に辿り着くまでに、時間のロスが発生することだろう。よくある失敗例を頭に叩き込んでおけば、同じような失敗はしないことは勿論、実際に社内の別のチームなどで同じ失敗が発生しても、冷静に対応方法を指示することができる。

 

LPの新規作成と差し替えで解決

 

また、失敗事例は、仕事に活用するだけではなく、Web広告担当者の心構えとしても学ぶことができる。検索キーワード設定やLPの準備といったことをルーチンワークとして処理している際に、「ちょっと楽をしよう」「この程度で大丈夫じゃないか」「入札単価をあげれば成果も出るだろう」といった慣れから出る考え方が、思わぬ失敗を呼び込むことを教えてくれるものだ。

このようにリスティング広告の戦略から、失敗から学べる成功のコツまで教えてくれるデジタルマーケティングラボの「リスティング広告の戦略と事例」は、必ず押さえておくことをおススメしたい。

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