今さら聞けない…5Gって何?
5Gの「G」は、重力のGとは全く関係ありません。generationの「G」。つまりは「世代」。第5世代という意味です。
5Gになると何がどう変わるのか?
5G=①超高速大容量通信 ②超信頼・低遅延 ③多数同時接続
簡単にいえば、めちゃくちゃ早く大容量のものを通信できるのに、電波の関係で同時に多数の人がアクセスすると遅くなったり、繋がらなかったりフリーズすることがなくなります。
2時間の映画は3秒でダウンロードでき、私たちの身の回りのありとあらゆるものをインターネットに繋げても問題ないということです。
災害時に電話が繋がらないということもなくなります。
毎月の通信ギガ数に怯えることもありません。
5Gは滅びの呪文バルスよりすごい!
2017年9月29日の金曜ロードSHOWで放送された「天空のラピュタ」。
定番のネタ「バルス」でTwitterは盛り上がりました。
オンエア中に滅びの呪文「バルス」が唱えられたのは23時23分。
Twitterと提携しているNTTデータによると、1分間の間にTwitterでつぶやかれた「バルス!」は、なんと34万5397ツイート!
サーバーが落ちることはなかったようですが、バルスの直後、一部のユーザーで「ツイッターが重い」という声があったようです。
でも5Gになれば、サーバーの処理速度が遅くなることもなくなります。
このような面白い企画が同時に、しかも複数仕掛けることができるのです。
世界新記録を樹立した滅びの呪文「バルス」が5Gを超えることはできないでしょう。
では、これまでどう進化してきたのか歴史を振り返ってみましょう。
IOT革命はこの先も繰り返す
5Gが現実になるまでには、数々の革命がありました。
1Gから5Gになるまでの歴史を説明します。
まずは1G。
1G=携帯電話
女芸人、平野野良のバブリィネタで知った人もいるかと思いますが、大っきい箱のようなショルダーバックにも見える携帯型電話。
1988年に発売されたショルダーフォンは、2500g。
あの当時の人は、こんな重たいものを携帯していたんですね。
次にやってきたのが2G。
2G=メール
今まで通話だけだったものから、メールが送れるようになりました。
電話が繋がらなくてもメールで相手に情報が送れるという、今では当たり前なことが、当時は画期的なものだったのです。
そこで出てきたのが3G。
3G=iモード・ezweb
2Gの通話とメール。
それだけでもすごいとなっていた時代に、情報のプラットホームが見られるようになったのです。
今まで通信だけだったものが、今度は「情報を検索できる」というサービスが出てきたのです。
携帯電話で画像が見られるようになったのもこの世代からです。
これも当時は、衝撃的な出来事ことでした。
そして4G。
4G=動画・スマホゲーム
この世代から「スマホ」という言葉が定着しました。
私の周りでも「まだガラケーなの?」「まだスマホじゃないの?」という言葉をよく耳にしました。
スマホアプリのスタートです。
1Gのときに、果たして「5G」を想像できただろうか。
これらの1〜5GといったIOT革命は、興味深いことにおよそ10年おきに進化を遂げています。
そう考えると10年後には6Gを目にする日がくるはずです。
ありとあらゆるビジネスにネット接続ができる時代がくる
さて、5Gが分かったところで具体的にどんな時代がやってくると思いますか?
皆さんご存知のソフトウェアの会社、MicrosoftやAdobe。
昔は箱のようなソフトウェアを電機量販店で購入していました。
それが今では、クラウド上にソフトウェアを置いて誰でも自由に使えるようになりました。
利益は?どこから生まれるの?
ソフトウェアの使用料を定額の月額サービスにして利益を得ているのです。
今ではそれが当たり前になり、ソフトを販売する会社からソフトをインターネットを通じてサービス提供する会社になったのです。
ソフトウェアに限らずありとあらゆるビジネスがネットに接続される。それが「5G」の世界なのです。
TOYOTA 自動車屋さんやめます
(出所:トヨタ自動車)
ありとあらゆるものをインターネットに接続できるようになることで、自動車の「自動運転レベル」が格段に上がります。
2018年1月8日、TOYOTA自動車は、米ラスベガスで開催されたコンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)で新たなコンセプトカー「e-Palette」を発表しました。
そのときの、豊田社長の発言が驚きです!
「自動車メーカーからモビリティの会社になることが目標」。
今ではよく耳にする「自動運転」や「カーシェア」。
TOYOTAが発表したコンセプトカー「e-Palette」のように自動車を所有していなくても好きなときに好きな自動車を利用して、時間通りに自動で目的地まで送り届けてくれるサービスが当たり前という時代がやってきます。
そうすると自動車が売れなくなりますよね。
さぁ大変。どうするTOYOTA?
自動車を所有する人が減っても、自動車を利用するサービスは無くならないだろう。
これからの5Gの世代は「自動車を使うサービスを定額制で売る時代になる」。
それを見込んだ上での発言だったのです。
さすがは世界のTOYOTAです。すごいなと驚かされます。
これもネットを通じて生まれるビジネスですね。
アメリカと韓国はすでに5Gを導入!日本は遅れてるのか?
さて、日本に5Gはいつくるの?
2020年と言われています。
なぜ日本にはまだ?日本は時代遅れなのか?
いいえ、そういう訳ではないのです。
5Gを上手く利用できる企業とか5Gを上手く利用できる仕組みができないと使いこなせない。
だから日本はそういう準備も含めて2020年に標準を合わせているのです。
つまり日本は、5Gに対してどれだけの需要が見込めるか「潜在的需要」リサーチしている段階というだけなのです。
こういう機密さと慎重さは、日本らしいといえば日本らしいですよね。
5Gと聞いただけでわくわくする
どうでしょう。
5Gは未来の話ではないことがお分かりでしょうか。
5Gは未来ではありません、現実です。
「5G」の世界、想像するだけでわくわくしてきませんか?
わくわくして2020年を待つことにしましょう。
引用元:オリラジ中田の分かりやすい解説↓
動画自体、長篇作なので私は再生速度を1.75に設定して見ました。
〜前編〜インターネットが普及した時以上の変革が起きる
https://www.youtube.com/watch?v=FH7L0kyl2GA
〜後編〜変革する未来を先取り
https://www.youtube.com/watch?v=2BjQlTbXZ6Y