なぜ家の構造材は無垢材を使いたいのか?

こんにちはアスカ工務店遠藤です。
先日当社では富士市中里で上棟(家の骨組みを組む)をしました。



家の骨組みが見えているとこの家がどんな柱や梁に使っているのかなどが見れますね。
家の構造について日頃思っていることがありますのでお知らせしたいと思います。
構造材には集成材ではなく無垢材を使用したい。
最近は通常、住宅に限らず木造の構造材の柱は集成材を多く使っています。
それは工務店に限らずローコストビルダー、ハウスメーカー、大手ハウスメーカーの多くが採用しています。
集成材とはいろいろな樹種の木を接着剤で貼り合せたものです
採用の理由としては、集成材は工場で作られる工業製品の為品質が均一で反りや割れが少なく
大量生産できるからです。

左が無垢材、右が集成材です。
そして強度も無垢材より集成材の方が強いです。
工業製品の為製品的のも安定しています。
ただ当社の場合集成材の木材は採用していません。
なぜ採用していないかというと、集成材は先程言いましたように材と材を接着剤で貼り合せています。
その為、木材の強度が接着剤の接着強度に頼らなければならないからです。
確かに今の集成材の接着剤は年々改良されより強度の強いものが使用されているかもしれません。
ただ一般的に接着剤は水分や湿気には弱いと思います。
以前私は集成材の柱の切れ端を長い間外で雨風にさらしておいたことがあります。
何ヶ月か経った後ですが、集成材の木と木の接着剤で接着している所が剥離して変形していました。

雨風にさらせれて劣化し貼りあわされた木と木が剥離してしまった集成材の柱の切れ端
他にはこんな事もありました。構造材とは違いますが、私は仕事柄新築だけでなく住宅などの
改修やリフォームなどを依頼されて工事することがあります。
主に水回りなどを工事する場合、決まってお客様がいう事があります。
「洗面所やトイレの床下の木が腐って床がぶかぶかしている」

床下からの湿気により接着剤の劣化により剥がれたり強度をなくした集成材のフローリング
でも実際の工事の時に床を剥して床下の根太や大引が腐っていることはほとんどなく
集成材のフローリングが長年の床下の湿気により木を接着している接着剤が劣化し
木同士が剥がれて強度がなくなりぶかぶかしていることがほとんどです。
次回につづく

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