なぜ家の構造材は無垢材を使いたいのか?3

こんにちはアスカ工務店遠藤です。
今日は昨日の続きです。
ここから読む前に前々回の解説
ここから読む前に前回の解説
では早速
では構造材の木は何がいいのか?
それは前にも言いましたが、当社の構造材は無垢材を使っています。


無垢の木とは山から切り出した材木をよく乾燥させて定尺の寸法に切ったものです。
スギ、ヒノキ、ヒバなどの木を構造材だけでなくカウンターや床材、腰壁、造作材にも使います。
湿気や水に強く、ヒノキやヒバには殺菌作用もありによってシロアリも寄せ付けません。
よく無垢は反ったり曲がったりしやすいといいますが、しっかり乾燥させ製材したものは
反りや曲げも少なく家の構造に支障が出るほどの物は少ないです。
前回解説で工業製品の集成材の方が無垢材より強度が高いという話をしました。、
集成材は工業製品であるため強度的にほぼ均一になると考えられますが、
無垢材は天然木という事もあり一本一本の強度に多少ばらつきがある為、
計算上は集成材よりも強度を高く設定できるということで
高いと一般的には言われてきました。
しかし、同じ樹種の原木から作られた無垢材と集成材の強度分布を比較してみると、
集成材は無垢材より平均値はやや高いものの、あまり変わらないという試験結果が公表されています。

それに家の強度は主に地震や風力に対する強度ですが、柱一本で支えるわけでなく
何十本という柱全体で支えるわけですから家の形や柱の本数がまちまちな家で
無垢材や集成材一本の強度が高い低いという議論はあまり現実的ではないと思います。
それよりも家は建ててから何十年と住むわけですからその間の家の内外の環境の
変化や地震、台風などの外的環境、そして湿気や結露、シロアリ、経年劣化など
総合的な環境の中で構造材の材は選ばれるべきだと思います。

次回は全ての家が地震に強い家とは限らない。 という話をします。

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