こんにちはアスカ工務店遠藤です。
今日は造作家具について書こうと思います。
造作家具(Building furniture)
造作家具と聞いてあまり馴染みがない言葉なので「普通の家具とどう違うの?」と
言われそうですがその完成品は違います。
一般的に家具というと家具家さんに売っている家具を想像すると思います。
造作家具というのはお施主様の要望を聞き置く場所の寸法や条件に合わせて造る家具です。
ただ全ての工程を家具家さんだけにお願いするとどうしても高額になってしまうので
当社の場合は基本となる箱の部分は現場で大工さんに造ってもらい
扉や引出、天板など細部の工程は家具家さんに造ってもらいます。
材質をお施主様に指定される以外は安価なパインの板材などで造る場合が多いです。
この食器棚は当社からの提案というよりもオーナー様のご希望に沿い家本体の
計画の一部として設計し現場にて作製しました。
今お持ちの食器などの量を想定し大きさや扉、引出、開き などの各場所を決めました。
ガラスはイタリア製のチェッカーガラスで、ツマミなどはオーナー様がネットで探した後
東京自由が丘のインテリアショップ「モモナチュラル」で現物確認後購入しました。
全ての部分にオーナー様のこだわりが反映した食器棚です。
この食器棚は長年オーナー様奥様がインテリア雑誌や住宅雑誌などを見て思い描いていたものを
形にしたものです。
パイン材の質感。塗装の色、木目を生かした塗り方、ガラスは前述のイタリア製のチェッカーガラス。
カウンター天板のタイルは名古屋モザイクの無地調のホワイト。
つまみは奥様がネットより時間をかけ探しました。
当初カウンターの天板のタイル仕上げは長年の使用により目地のヒビ割れ、剥がれなどが
発生しやすい事とメンテナンスの面でも日々のお手入れが大変というご提案をさせていただきましたが
オーナー様奥様の長年の夢を叶えたいという思いより制作しました。
洗面台もタイルなどを変えてお揃いで制作しました。
次回はこの続きを書こうかと思います。